※ブログからの転載です
クライアントのY.様より、前世療法後の心身の状態を綴った生々しいメールを頂きました。
Y.様のご快諾の上、その一部をご紹介いたします。
Y.様、ありがとうございました。
当セラピールームへは、お車で高速道路を使ってお越しになる方も多いです。電車やバスなどの公共機関でお越しになる場合は、セラピー後~ご帰宅までの心配はそれほどないのですが、車で、特にご遠方から高速道路を使って見える場合は、くれぐれもお気をつけてくださるようにと、セラピー後にお話しています。
人間の奥深さの不思議と漠然と信じていたその世界を本当に体験してしまった記念すべき一日でした。
お世話になりました。
帰り道、、、名古屋富士間230キロノンストップ記録を持つわたしがセラピールームから○○まで、疲れと頭の不安定(?)で、途中で
たまらず仮眠したのも入れて、5回も車を留めなければ帰り着かなかったのも事実。
やっと帰宅、疲れで9時には就寝、なのに頭がモヤモヤ具合悪くて寝苦しい夜。
セラピー後の人の頭の10%と90%の部分が戻りきらないとこんな感じなのでしょうね。
その感覚もしっかり体感しました。
これぞきっと、ヒプノセラピースペシャルコースでしょうか?
堪能させていただきました。
翌朝も自然にモヤモヤが治まるのを待とうと思ったのですが、お昼に仕事が入っていたことを思い出し慌てて頭のねじを閉めました。
自分を観察しています。
何か、不安定だったものがしっかり根をはってゆく気配があります。
まだクリアではないのですが、楽しみな感じです。
(以下は割愛させて頂きます)
その後、私とメールのやりとり後、次のようなメールも頂きました。
帰路はそれはそれは、長い、長い道のりでした。
あの日は覚醒しなければと、まず途中でチーズどら焼き(道ばたのチーズケーキ屋さんので、おいしかったです。)を食べ、
・・・(中略)・・・
○○インターで降りて、たまらず道ばたの広い所で眠りました。
どれくらいか覚えがなく、目が覚めてもさっぱりではないので、途中スーパーで買い物もしてみたり(急ぎの買い物はないけれど)、コンビニに立ち寄ったり、普段しない面倒なことを無理矢理しながらたどりついた感じです。
何かあったら、先生にも申し訳ないし
・・・(中略)・・・
直後の運転はおすすめではありません。
おおげさじゃありませんよ(笑)
あの頭の具合のわるさったら、使った事のない機能の反応です。
鎮静させた後に現実的な作業をしてゆくことで、しっかりしてくる
のがわかりました。
催眠を確かな事と確認できる症状だと思います。
ところで、二度目は少しは慣れるのでしょうか?
(以下は割愛させて頂きます)
こうした心身の衝撃は、当セラピールームで初回の前世療法を体験された方の多くがおっしゃることです。前世療法の終盤では、必ずグランディングを行いますが、それでも、セラピー直後は、通常の意識状態とは大幅に異なっているのです。これは、特に前世療法に限ってのことです。前世療法でない催眠(インナーチャイルド等を含む、現世の中のみでの退行催眠)では、これほどの衝撃はありません。
実際にクライアント様が催眠に入っている時間は、1時間半程度ですが、そのわずかな時間に、これだけの意識・感覚変化が起きるのです。
セラピー全体の時間として、初回の方に、全部で約4時間をみて頂いているのは、催眠前の説明とカウンセリングに約1時間、催眠後のカウンセリングに約1時間をとっているためです。催眠後のカウンセリング時にお出しするお茶もお菓子も、グランディングの道具のひとつです。飲んだり食べたりすることで、いわば異次元へ行っていた身体の機能を現実へと引き戻すのです。
Y様のご質問にありますが、2度目以降の前世療法は、心身はぐっと楽に様々な衝撃を受けとめることができるようになります。初回は、それまで開けたことのなかった深い潜在意識の部分をはじめて開けるので、かつて体験したことのない衝撃的なものになり得るのです。
・・・で、このメールに対して、私は思わず、「どこのチーズケーキ屋さんですか?」と反応してしまいました(笑)。
ところで、催眠の方法ですが、通常、クライアント様のお体には触れません。言葉だけで誘導していきます。触れる場合は、必ず、「腕をとるよ」とか、どこに触れるか断ってから触れます。涙を拭くためのティッシュはそっと手のひらに載せてゆきます。
先日のTV番組『奇跡体験! アンビリバボー』では、男性の催眠療法家の身体が女性のクライアントの身体に密着していましたが、これは特別な例ではないかと思います。信頼関係がしっかり結ばれていて、なおかつ、ああした姿勢をとる何らかの必要性があったのだと思います。
あの映像を見ていて、真似をする不届き者が出ないかとちょっと心配になったので、ここに書いておきます。
もし、万が一、異性の催眠療法家が、あなたに何の了承もなく、身体をあなたの身体に密着させてきたり、必要以上にしつこく触れたりする場合は、何か変ですので、きちんと理由を尋ねてくださいね。