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L.S. 様からのお便り 前世が昇華されるとき

前世療法は、今世で深い関わりがある人々と前世でどんなつながりがあったのかを知るためのツールでもあります。

夫や妻や子ども、両親、兄弟、姉妹、友人、恋人など、今世で出会い、人生の多くの時間を共有する存在は誰にでもいると思います。そして、そうした人々は、時には苦しみや悲しみをもたらす最大の相手にもなり得るものです。

私は、人生の中で訪れるいくつもの苦しみや悲しみを越えていくことそのものが、生きる意味ではないかと考えていますが、そうはいっても、やはり辛いときには、自分の運命や、ままならない人生を心の底から嘆きたくなるものです。

でも、そうやって懸命にもがき、悩み苦しみながら月日を過ごすうちに、いつしか自分なりの心の平安を見出していける強さも、人は持ち合わせているのではないでしょうか。けっしてほかの人の価値・判断・基準ではなく、自分自身が幸せだと感じられる地点に到達できたなら、それこそが最高の幸せというものではないかと思います。

お便りをくださったL.S.様とは、何度もお会いしており、お子様が生まれた時や、その後の人生の節目節目にも様々なお話を聞かせてくださいました。苦しみも悲しみも、本当にたくさん経験してこられ、その中で溺れそうになるくらい辛い時期も過ごされました。私はその途上で、前世療法も何度かさせていただきました。

前世療法を受けた方の中には、前世が今世とどんなふうに関わってくるのか、どんなふうに前世を受けとめればよいのかと、迷う方もいらっしゃると思います。前世と今世とのつながりは、人生同様に、単純明快といえるものばかりではなく、紆余曲折を経、さらにはるか遠まわりをした後でやっと理解できる、という場合も少なくないからです。

L.S.様は、何度目かの前世療法を顧みて、ひとつの開眼をされました。ご自身の心が平安でいられる地平に到達したのです。そのことを、お便りの中で書いてくださいました。

このL.S.様の感覚を、皆様とシェアさせていただきます。苦しみの後には、自分だけの美しい地平が広がる・・・そう希望をもっていただけたらと思います。
「ああ、そうなのだ」と膝を打つ方、「前世や人生をそう捉えたら良いのか」とほっとする方、それぞれいらっしゃるかと思います。ぜひ、ご参考になさってください。

お便りの抜粋転載を快く承知してくださったL.S.様、本当にありがとうございました。
L.S.様の幸せが、心から嬉しいです。

【L.S.様からのお便り 前世が昇華されるとき  】

・・・・・・・・・・・お便りから一部抜粋して転載しています・・・・・・・・・

前世で梅の花の下で自分を癒し労り続けてくれた女性が、自分に愛されたことから周囲の嫉妬を招き、子を二人、自分が知らないところで奪われるように失い、それを自分が知った折、深い哀しみに陥っていたことがありました。

恐らく、その時の女性は今世の夫であることをその時はぼんやりと感じていましたが、今は確信に至りました。
今世で夫と出会い、子を二人授かり、性を入替、前世での相手の立場を経験することがそれぞれの学びであったと。

今世で私は経済力を確保できない夫に、今世の社会通念に照らし、時には黒い気持ちになり、苦しんでいましたが、前世の深い哀しみの代価を払うために子を産み、育てるとはどういうことか自ら経験しつつ、更に自ら家族を養うだけ稼ぎ、夫が好きなことをして我が子を思う存分慈しみ育てる機会を与えることが今世の学びであったのだと。
そして夫は社会通念上は自身が稼ぎ養うべき立場であるものの、それを易々とは達成できない職業を選ぶことで愛する者を養うために稼ぐことが、どれほど努力と素養を要するものであったか、学ぶことが今世の課題であり、同時に前世の代価を私に返済してもらっているのだと。

今世を生きていると、どうしても社会通念や一般的価値観に囚われてしまいますが、前世も含めると、今世の出来事は至極当たり前であったのですね。
またそれも、単純に人が理解しやすいような原因と結果という形でとけるのではなく、自分のあらゆることがつながって初めてとけることを感じ、宇宙の時空の広さを改めて感じました。

今はただただ自分と暮らす家族をつないでくれた宇宙に感謝し、夫にはこれまでにない愛を感じています。

【L.S.様 沖縄県】