ヒプノセラピーとは

WHAT IS 'HYPNOTHERAPY'

ヒプノセラピーとは

ヒプノセラピー = 催眠療法です。

ヒプノセラピーには、前世療法インナーチャイルド療法胎児期退行等の退行催眠療法全般と、ハイヤーセルフ(高次の自己)誘導法暗示等の種類があります。

潜在意識という目に見えない世界を扱う特殊性からか、怪しげなスピリチュアル世界とも混同されがちな一面を持つ一方、その特殊さゆえにヒプノセラピーでしか成し得ないことも多くあります。わずか数時間という短時間のうちに、それまでの人生観を根底から変えてしまうほどのパワーがあるのです。人間の可能性を100%信じているセラピーとも言えるでしょう。

ヒプノセラピーは心理療法(サイコセラピー)のひとつです。特徴は、ご存じの通り、”催眠“を用いる点です。当然ながら、万能ではありません。例えば、統合失調症や(中枢神経系のどこかの機能不全が推測される)自閉症、家族を治療単位とする場合等は適していないと私は考えています。

私たちの意識の約9割は潜在意識だと言われています。日常生活に必要な意志力・論理的能力・知性等が組み込まれているのは、残り1割の部分です。この部分は、よく氷山の一角に例えられます。

言い方を変えると、潜在意識というのは、日常生活では使われていない部分です。ですが、潜在意識には、胎児期の情報を含む実に様々な情報が、ぎっしりと詰まっています。ふだん、私たちは、この情報を自由に閲覧することができません。潜在意識にフタをした状態で暮らしているからです。

催眠とは、そのフタを一時的にゆるめてあげる作業です。すると、潜在意識にアクセスできる状態が生み出されます。ヒプノセラピーとは、つまり、潜在意識に働きかけをしていくセラピーのことなのです。

ヒプノセラピーに対する誤解

当セラピールームへお越しになる方の多くは、「生まれて初めてヒプノセラピーを受ける」という方々です。ご紹介で見える方も、「あの感覚は受けてみないとわからない。とてもことばでは表現できない」と言われてくるものですから、例外なく、「自分は催眠に入れるのか」「催眠状態とは、どんな感じなのか」という二大不安と期待を抱いています。これについては、セラピー当日に詳しくご説明しております。前世療法に関していうと、スムーズに前世へと戻っていくためにはちょっとしたコツがあるのですが、これも当日ご説明しております。

残念なことに、テレビで放映される催眠ショーは、催眠に対する認識を大きく歪ませています。催眠術師は人をあたかも意のままに操っているように見えますが、催眠には人の意志をコントロールする力などありません。どんなに深い催眠状態でも、人は自分の意志に反する言動をとることはないのです。自分が許容できるものを許容しているというだけのことです。

催眠状態は、眠っている状態でもなく、他人に支配されてしまう状態でもありません。覚醒状態と同じく、自分の言いたいことを言えますし、体も動かすことができます。クライアント様がご自分を見失うことは決してありません