体験談

あまりに立派な木なので、そのすごさに圧倒され、感動し、涙が出た。(H様)

声に誘導されていると、森が周りある草原が見えてくる。真ん中にアーチ型になったドアがあらわれる。素材は木材で色は濃い茶色、ドアノブは真鍮だ。

ドアを開けるように言われる。なぜか足下しか見ることができない。ドアのすきま、向こう側から明るい光が漏れてきている。中に入ってやっと正面を見ることができた。山の斜面に針葉樹が生えている。谷筋に出たようで、山が谷に沿って奥の方まで続いている。どこかで見たような景色・・・京都で北山杉を見に行ったときに見たあの光景ににている。

明るい森がみえてくるよ、といわれているのに、自分はなぜか、谷筋から直交するように山に向かい、針葉樹の薄暗い林の中に入っていく。薄暗い。薄暗い中を進んでいくと、突然空の開けた場所に出る。そして自分に覆い被さるように大きな木があらわれる。その木は自分の目の前でどんどんぐんぐん大きく成長し、やがて空いっぱいを覆い隠すほどになった。楠のような広葉樹。幹はとても太くどのくらいあるかも検討つかないくらい太い。あまりに立派な木なので、そのすごさに圧倒され、感動し、涙が出た。

木の幹に触ってみると、木の中の様子がわかってくる。足下には地球内部の白い光の塊が丸くなって、ぐるぐると回っている様子が見えている。強力なエネルギーの塊のような感じだ。そのエネルギーに自分の根っこが触れている。手を伸ばすように言われ、枝をどんどん広げると、太陽からの光の粒を葉っぱと枝が受け取っているのを感じる。降ってくる光の粒を受け止めて、エネルギーとし、地球に送っているようにも感じた。自分は太陽と地球の間の存在。その二つをつなぐための存在。つなぐために静かに、ただひたすらにそこにたたずんでいる。そんな感じだった。

言われる前に、いつの間にか自分の視線が高くなり、遙か遠くまで、かすんで見えなくなるまで森が続いているのが見えている。数え切れない数多くの木々が同じように静かにたたずんでいるのがわかる。意識をどんどん広げていくように言われると、視点がさらに高くなり、森がだんだんかすんでくる。このまま宇宙に出て行ってしまいそうだったが、上から眺められる位置に戻ってきた。そしてまた、ただひたすら静かにたたずみ、足下の白いエネルギーと、空から振ってくる光の粒、エネルギーを感じている。

メッセージは何もなかったが、地球上の生命はこうやって太陽と地球、天と地をつなぐ役割をただひたすらに果たしているのだ、ということを教えてもらった。いつも目の前の問題に対する答えが得られたら、と思うのだが、そんな話はどうでもよいと思わせられるような、マクロなスケールのビジョンしかあらわれてこない。でもそれでよいのだと思う。

戻ってきたら、とても穏やかな、優しい気持ちになっていた。ややこしい問題もリセットされてしまったようだった。地球とつながるというのは、こういうことなのだ、と理解したような気がする。

大変すばらしいCDでした。ありがとうございました。

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